| 「国会等の移転に関する決議」 |
「国会等の移転に関する決議」
「国会等の移転に関する決議」 「総理発言」 「佐藤国土庁長官談話」
「国会等の移転に関する決議」
1990年11月7日わが国は、明治以来近代化をなしとげ、第二次世界対戦後の荒廃から立ち上がり、今日の繁栄を築き上げてきた。 今後の課題は、国民がひとしく豊かさを実感する社会を実現し、世界の人々との友好親善を深め、国際社会に貢献していくことである。
わが国の現状は、政治、経済、文化等の中枢機能が首都東京へ集中した結果、人口の、地価の異常な高騰、良好な生活環境の欠如、災害時における都市機能の麻痺を生ぜしめるとともに、地域経済の停滞や過疎地域を拡大させるなど、さまざまな問題を発生させている。
これら国土全般にわたって生じた歪を是正するための基本的対応策として一極集中を排除し、さらに、二十一世紀にふさわしい政治・行政機能を確立するため、国会及び政府機能の移転を行うべきである。
政府においては、右の趣旨を体し、その実現に努力すべきである。
右決議する。
ただいまの御決議に対しまして、所信を申し述べます。
東京一極集中を是正し、多極分散型国土の形成を図ることは内政上の重要課題であります。
今回の御決議は国会が率先して一極集中是正のきっかけを与えて頂いたものと理解しております。
政府としても、国の行政機関等の移転を推進しているところであります。
もとより首都機能の移転問題については、国民生活全体に大きな影響を及ぼすものであり、国民的な合意も必要とする問題であります。
今後とも本決議の具体化のための議論が各党間で深められることを期待致しますとともに、政府と致しましては、本決議の意を体して、政府の各部門での検討を進めさせる所存であります。
「佐藤国土庁長官談話」
各党派の議員により構成される「新首都問題懇談会」が、昭和50年より首都機能移転問題について、自由で活発な議論をされてきたことにはをされてきたことには注目していたところであります。
このたび、各党派の合意により、国会等の移転に対する決議が行われたことにつきましては、国会が率先して一極集中是正のきっかけを与えて頂いたものと理解しております。
国土庁と致しましても、従前より、東京一極集中是正と多極分散型国土の形成を図るため、国の行政機関等の移転等の施策を講じてきたところであり、また、私の主催する懇談会を開催し、国土政策の面からの首都機能移転問題について検討を行っているところであります。
首都機能の移転問題は、第四次全国総合開発計画にもありますように、国民生活全体に大きな影響を及ぼすものであり、国民的規模での議論も必要とすると認識しております。
今後とも決議の意を体して検討を進めてまいる所存です。
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